赤ちゃんの後追いとは?いつからいつまで?理由やひどい場合の対策法を紹介!

2021.12.07

育てる

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赤ちゃんの成長に伴い、多くのママやパパが直面する問題が「後追い」です。赤ちゃんの後追いが始まってしまうと、「自分のペースで家事ができない」「気軽にトイレにも行けない」といった悩みが出てきます。

この記事では、赤ちゃんが後追いをする理由や後追いの期間、対策法などを紹介していきます。

後追い期間のイライラしない乗り越え方も合わせて紹介していくので、赤ちゃんの後追いに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

赤ちゃんの後追いとは?

赤ちゃんの「後追い」とは、普段から一緒にいるママやパパの姿が見えなくなった時に泣いたり、そばから離れようとした時に後を追いかけて来ることを言います。この後追いが始まると、トイレに行く僅かな時間でも大声で泣き叫んだり追いかけてきたりすることがあるので、落ち着いてトイレに行くことも難しくなってしまいます。

また、お皿洗いをしたり洗濯物を干したりといった家事をする時にも泣いてしまうこともあるので、なかなか家事をすることができないといった問題も出てきます。赤ちゃんの前に障害物などがあってもお構いなしにママやパパの方に進んでくるので、怪我をしてしまう心配もあるので、ベビーサークルを用意するなどの対策も必要になってきます。

赤ちゃんが後追いをする理由

赤ちゃんは成長するにつれていつも一緒にいる人とそうでない人の区別がついてきます。赤ちゃんにとっていつも一緒にいる「大切な人」との間に信頼関係や愛情が生まれてきたことによって、それを失うことが怖くなってしまい、後追いに繋がるのです。

姿が見えなくなったり自分から離れていってしまうと泣き出したり追いかけてきたりしますが、姿が見えると後追いが収まることもあります。赤ちゃんの後追いは「家族」と「そうでない人」の区別がきちんとついてきたという証で、赤ちゃんが一人の人間として成長していく上でとても大切な要素になります。

後追いはいつからいつまで起こるの?

ここでは、赤ちゃんお後追いはいつ頃から始まるのか、いつ頃になったら終わるのかについて解説していきます。もちろん、赤ちゃんの後追いが始まる時期・終わる時期には個人差がありますが、気になる方は参考にしてみてください!

後追いが始まるのは生後6〜9ヶ月頃

赤ちゃんの後追いは、一般的にはハイハイやつかまり立ちができるようになった生後9ヶ月頃までには始まると言われています。また、悲しいという感情を伝えるために泣いたり追いかけたりすることになるので、自我が少しずつ芽生えてきて自己主張が始まるタイミングに合わせて起こるとも言われています。

個人差はありますが、早い子なら生後6ヶ月頃から始まることもあります

後追いが収まるのは1歳半〜2歳頃

赤ちゃんの後追いは、自分の大切なママやパパがいなくなってしまうのではないかという不安からくるものなので、時間が経てばママやパパがちゃんと帰ってくるということが理解できるようになると少しずつ収まってきます。一般的には、記憶力や理解力が発達してくる1歳半〜2歳頃には収まると言われています。

成長に伴い少しずつ言葉がわかってくると、「すぐ戻ってくるよ」「待っててね」といった言葉に安心して後追いがなくなってくることもあります。

後追いのピークは生後9ヶ月〜1歳過ぎ頃

赤ちゃんの後追いは自己主張が激しくなる時期にピークになるので、一般的には生後9ヶ月〜1歳を過ぎる頃までがピークになると言われています。また、人見知りが始まるのもこの時期が多いとされています。

後追いが復活することもある!

赤ちゃんの後追いは、成長に伴い自然に収まってくることですが、後追いが収まった後に再び後追いをしたり泣いたりするようになることがあります。これは引っ越しや仕事復帰などによる環境の変化が原因で起こったり、ママが下の子を出産する際の入院などが原因で起こることがあります。

後追いの対策法

赤ちゃんの後追いはいつかは必ず終わることではありますが、とはいえ後追いが続いている間の不安やストレスは少なからずあるかと思います。赤ちゃんにも個人差があるので必ずしも後追いを抑えることはできないかもしれないですが、後追いの対策法をいくつか紹介していくので、参考にしてみてください。

こまめに声を掛ける(離れる時は声をかけてから)

赤ちゃんはママやパパの姿が見えな口なる・声が聞こえなくなることに不安を覚えるので、トイレや手洗いなどで離れた時もドアを開けておき、泣き出しそうになったら声をかけてあげることで安心してくれることがあります。

また、赤ちゃんの前から離れる時は、必ず「行ってくるね」「ちょっと待っててね」といった感じで声をかけてあげるようにしましょう。帰ってきた時も「ちゃんと待てたね」といった言葉をかけてあげることで赤ちゃんの感じる不安が少なくなっていきます。言葉がわからない段階でも、何度も繰り返し言葉で伝えることで、赤ちゃんも少しずつ理解してくれますよ!

テレビや動画を見せてあげる

赤ちゃんの意識がママやパパに向いてしまっている状態だと、側から離れようとしたら泣かれてしまいますが、他のことに意識が向いている場合は少しの間なら離れる時間を確保できるかもしれません。テレビを見せたり、赤ちゃんのお気に入りの動画を見せてあげるとそっちに集中してくれるかもしれないので、後追いで困っている場合には何度か試してみてください。

ベビーサークルで遊ばせてあげる

テレビや動画を見せるのと同じように、おもちゃで遊ばせてあげるのも対策として有効です。特に、ベビーサークルに入れてから遊ばせてあげると万が一赤ちゃんが後追いをしてもベビーサークルから出ることはないので、予期せぬ事故を防ぐことができるのでおすすめです。

家事は赤ちゃんの視界に入る範囲で行う

トイレに行く時などは難しいかもしれないですが、洗濯物を取り込んだり畳んだりといった作業を行うときはなるべく赤ちゃんの視界に入る場所で行うことによって、赤ちゃんが不安になって後追いをするのをある程度防ぐことができます。

部屋の間取りなどにもよりますが、ベビーサークルをキッチンから見える位置に置くことで、料理中も赤ちゃんの視界に入るので、後追いを防ぐことができるかもしれません。

常に一緒にいる

後追いの直接的な対策にはならないかもしれないですが、どうしても後追いが酷かったり泣き叫ばれてしまう場合は、常に抱っこをしながら家事をしたりトイレに行ったりするのも有効です。自分の腕で抱っこをしたまま作業をするのは難しいと思うので、抱っこ紐やヒップシートなどを使ってなるべく負担を軽減しましょう!

うちも時々抱っこ紐に入れながら家事をしていますが、しっかりした抱っこ紐は装着に時間がかかったりするので、お出かけ用の抱っこ紐とは別に、着脱が簡単な簡易的な抱っこ紐も用意しました!

赤ちゃんの後追いで気をつけるポイント

赤ちゃんの後追いの対策法をいくつか紹介しましたが、後追いが起きてもなるべく大丈夫な環境を作っておくことも大切です。ここでは、赤ちゃんの後追いで気をつけるべきポイントを紹介していきます。

怪我をするような危険な場所を作らない

ハイハイができる状態で後追いが始まると、部屋の中を一人で動き回ってしまうことになります。キッチンの方に行ったり障害物にぶつかったりと家の中には様々な危険が潜んでいるので、部屋の中はなるべく片付けて危険なものはしまっておくようにしましょう。

また、対策法でも紹介しましたが、ベビーサークルの中に赤ちゃんを入れてあげることで、危険な場所への移動を防ぐことができるのでおすすめです。

赤ちゃんの周りに危ないものは置かない

ベビーサークルで赤ちゃんを囲ってあげることで、部屋の中の危ない部分に赤ちゃんが行くことは防げますが、ベビーサークルの中に小さいものを置いていたりすると、目を離した時に誤って飲み込んでしまうことがあるので、離れる時は近くに危ないものがないことを確認してから離れるようにしましょう。

また、うちの子は以前うつぶせで遊んでいる状態で少し目を離した時に、自分の力で座ってその後バランスを崩してベビーサークルの中にあったおもちゃの角に頭をぶつけてしまったことがありました…

それ以来、トイレなどで離れる時は赤ちゃんの周りに授乳クッションなどを置いてもし倒れても大丈夫な状態にしています!

後追いのイライラしない乗り越え方

赤ちゃんの後追いは仕方のないこと、成長する上で大切なことと頭ではわかっていても、実際に体験するとストレスが溜まったり思うように家事が進まずにイライラしてしまうこともあるかと思います。

家事を完璧にこなそうと思わない

赤ちゃんの後追いを気にするあまり、家事が疎かになったりすることも多くなるかと思います。今まで通りに家事をこなそうとするとそれがストレスになってしまうので、完璧にこなそうとせずに時には手を抜くことも大切です。

赤ちゃんがお昼寝している時間にまとめて家事を行ったりすることである程度は対応できるかもしれないですが、そうすると一人でゆっくり落ち着く時間がなくなってしまうので、家族に家事を手伝ってもらったりご飯は出前を頼んだり、時には家事を諦めたりしながら上手に後追いと付き合っていきましょう!

家族や友人に助けてもらう

赤ちゃんはとても可愛くて大切な存在ですが、1日中一緒にいると時には一人になりたい瞬間もあると思います。トイレに行く時間や家事をしている時間は赤ちゃんから少しだけ離れることができる瞬間ですが、後追いが始まるとこういった時間も無くなってしまいます。

そんな時は一人で悩まずに、家族や友人に赤ちゃんの面倒をみてもらうことも大切です。

今しかない時間を楽しむ

後追いが行われる期間は子供の成長の中で考えるとわずかな期間です。後追いをするのは赤ちゃんがママやパパを大切に思っている気持ちのあらわれなので、無理に後追いの対処をしようとするのではなく、いっそのこと赤ちゃんが満足いくまでそばにいてあげる事も大切ですよ!

赤ちゃんが後追いしないのは大丈夫?

赤ちゃんが後追いをしない場合、かえって大丈夫なのか不安になる方もいるかと思います。いろいろ調べていると「赤ちゃんの後追いがないのは愛情不足」といった情報を目にすることもあるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。

赤ちゃんの性格には当然個人差があるので、後追いをしない赤ちゃんも全然いるので安心してください。また、両親と一緒に過ごしている場合や家に人をよく招いている場合など生活環境も関係してきます。そのため、後追いをしないのが悪いというわけではないので、特に気にする必要はありませんが、どうしても気になる場合はかかりつけの小児科などに相談してみてもいいかもしれません。

まとめ

赤ちゃんが急に後追いを始めたり泣き出したりすると、こちらも不安になって困惑してしまうかと思います。

そんな多くのママやパパを悩ませる赤ちゃんの後追い問題ですが、赤ちゃんの成長の過程である程度は仕方のない事なので、悩みすぎず心に余裕を持って向き合うことが大切です!

時には家事を諦めたり家族にサポートを求めたりしながら、後追い期間を乗り越えていきましょう!